DCCでは常に全ての線路に給電されているのでフログは電気的に他とは絶縁されていなければならない。トング・レールはストック・レールと同極性であればフランジ裏が接触する心配がないのでポイントマシンの動きを小さくすることができる。フログの極性をポイントの作動と連動して転換できればポイント上で車両が立ち往生することはなくなる。
このような条件を満たせばそれはDCCに適したポイントということができる。トングレールの極性と作動幅についてはNMRAが[S-3](http://www.nmra.org/standards/s-3.html)規格を提唱している。これについては%5Bここ%5D(http://www.nmra.org/standards/rp-10.html)のPをお読みください。%5BTad%5D
ポイントと給電に関しては、Jeff Wilson 著の「[Basic Trackwork for Model Railroaders](http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0890244375/gattangotton-22)」P42~43 に図入りの解説が出ています。DCC 向けのものは「Insulated Flog Turnout」、従来タイプのものは「Power Routing Turnout」という名称になっています。因に、PECO社では、それぞれ「Insuflog」「Electroflog」と呼んでいます。KATO のユニトラックは、絶縁フログになっています。[taknom]
フログが絶縁材でできていると外観上も良くなく、しかも車両によっては立ち往生することにもなる。フログが切替方向に合わせて導通される接点を持つポイントをall-rail switchとも呼ぶ。[Tad]