室内灯の回路例

具体的な回路は、以下のとおりです。

室内灯の回路例

抵抗値は

– 線路電源電圧
– ブリッジ回路に使用するダイオード順電圧(2本分)
– 使用する、LEDの順電圧
– LEDに流したい電流値

によって決定します。

簡易的には、図の、V+点をテスターで測ってそれから、最大電圧を余裕を持って推定しても良いでしょう。

例えば、図の例では、ダイオードの順電圧を0.6Vとすると

> V+ = 12 – (0.6 * 2) = 10.8V

ここで、使用するLEDの順電圧が3.6Vであれば。抵抗 1K ohm の両端には

> Vr = (10.8 – 3.6) = 7.2V

になるように電流が流れますから

電流値は 7.2/ 1000 = 0.0072 (7.2mA) となります。

この回路では、コンデンサを接続していますが、これは、集電不良対策で
ちらつきに対して有効に働きますが、容量の大きなものは、充電電流も増加するので
十分に気をつけてください。

####定電流素子の利用
上記にて、抵抗値の算出方法を示しましたが、少し問題があります。
”線路電圧が環境によって異なる”ということです。DCCの規格によると
スケールを考慮しなければ、線路電圧は、7V-27Vまで想定しなければなりません。

実際には、概ね12-14Vが採用されているので、神経質になることはありませんが、
運用環境では、線路電圧の低下もあります。つまり、LEDの照度をもっと確実に固定したいのであれば、抵抗制御は適しません。この場合には、抵抗の代わりに定電流ダイオード(CRD)の使用が有効です。ただし、定電流ダイオードは、逆方向にも電流が流れるので、
上記回路のダイオードは省略できないので注意が必要です。

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