プロト2000シリーズの入替機ですが、これをDCC化しました。Digitrax のデコーダ選択のページを見ると、ドロップインのデコーダは無く、DZ143を使うように指示されています。電球も1.5Vだろうしなぁと思いながら Tony’s Train Xchange のページを見ていたら、TTX SW9/12 というドロップインのデコーダを見つけたので使ってみることにしました。
ドロップインといっても、このデコーダを付けるにはハンダ付けが必要です。ヘッドライトには元々付いている1.5Vの電球が使えないことはないのですが、1Wの抵抗を挟まないといけないので12Vの電球かLEDに交換した方がいいようです。私は、近所の電子パーツ屋で白色LEDを買ってきて付けることにしました。300円くらいしますが、電球と違って寿命の心配はしなくてもいいですからね。
まずデコーダにLEDをハンダ付けします。無精して絶縁チューブは付けなかったのですが、本当は入れた方がいいですね。元のロコの基板から、台車・モータの配線を外し、デコーダに付け直します。ちゃんと大きめのパッドが用意されているのでハンダ付けは楽ですが、ラジオ工作用の15Wくらいの小さい半田ごてが欲しくなりますね。
いつものデコーダと違ってハンダ付けしたので、まずはプログラミングトラックに乗せてアドレスやレジスタが読み書きできることを確かめます。つぎに、パワーを入れてそろそろと走らせてみます。シャーシだけの動作テスト中に通電状態で撮ったのが下の写真です。LEDが明るく光っているのが見えると思います。DCCだと車両は止まっていてもランプはつきますから、写真が撮りやすいです。

改めてTony’sに掲載されている写真と見比べると、私のは配線の処理があんまりうまくないですね。
次はバックライトですが、こちらはキャブ内奥の方に取り付けられているので、1.5Vの電球をそのまま使うことにしました。基板の下に電圧調整のための抵抗がはじめから取り付けられています。もともとキャブ内屋根に取り付けてある接点を外し、ワイヤーを基板にハンダ付けします。
これで完成。ヘッドライトが白色なのに対し、バックライトが電球色のままなのでちょっと変ですが、まあ気にしないことにしました。本当は、白色ではなく電球色のLEDを入手すればいいみたいです。
全体としては、取り付ける模型のことを考えたいいデコーダだと思います。サイレント機能付き。

LEDだと切れる心配もないので、ヘッドライトでライティングイフェクトを試してみました。マーズライトやロータリービーコンの設定にすると、ちかちかまたたいてなかなか楽しいです。実物はヘッドライトを点滅させていたわけではないと思うのですが、どういう風に回転灯を付けていたんでしょうね?